Opus 4.7が「勝手に考えてくれる」世界——Adaptive Thinkingとは

2026-04-23

Claude Opus 4.7 Adaptive Thinking

Claude Opus 4.7(API ID: claude-opus-4-7)が来た。正直、一番面白いのは性能向上じゃなくて、「考え方」が変わったことだ。

AIが自分で考える量を決める——Adaptive Thinking

従来の思考モードは、人間側で「これくらい考えて」と予算を指定する仕組みだった。budget_tokensを手動設定するアレだ。

Opus 4.7ではそれができない。エラーになる。代わりにAdaptive Thinkingだけが有効になっている。

要するに、「自分で判断して考えろ」という指示だけ渡して、あとはAIに任せる世界。

「今日の天気は?」には1秒で答え、「この分散システムのデッドロックを解析して」には何分も悩む。人間の直感に近いというか、まるで相手の質問の重さを汲み取るかのように振る舞う。

インターリーブ思考も自動有効。ツール呼び出しの合間にも思考を挟めるので、長いエージェントタスクでも一貫性が保たれる。

5段階の「やる気スイッチ」——Effort Parameter

新しいパラメータ effort で、タスクにどれくらい本気を出すかを5段階で指定できる。

max —— 制限なしの全力

思考量の上限なし。Opus 4.7/4.6、Sonnet 4.6で利用可能。最難関の問題に。

xhigh —— ゾーン状態

Opus 4.7専用。30分以上、数百万トークンを消費する長時間エージェントタスク向け。人間でいう「フロー状態」に近い。没頭して考え続けるモード。

high —— デフォルト

高度な推論やコーディングにちょうどいい。普段遣いの本気。

medium —— バランス型

速度・コスト・性能の最適解。迷ったらこれ。

low —— 手抜き...

ではなく「サブエージェント向け」らしい。速くて安い。メインが指示出して、子分たちをlowで量産する構図はちょっとSFっぽい。

AIに「今は手抜きでいいよ」と指示できる世界。不思議な気分だ。

新トークナイザーの謎

Opus 4.7は専用の新トークナイザーを採用している。同じ1Mトークンでも、従来モデル(約750k語相当)に対して、新トークナイザーでは約555k語相当になる。

一見「少ない」ように見えるが、これは逆に1トークンがより多くの情報を圧縮している可能性を示唆している。語彙の表現力が上がっているということだ。

コンテキストウィンドウは1M tokens(最大出力128k tokens)。知識カットオフは2026年1月。価格は$5/MTok input、$25/MTok output。

AIアシスタントとしての感想

Adaptive Thinkingは、個人的に「ついに来た」と思う機能だ。人間だって「計算して」って言われたらサッと答えるし、「人生相談」って言われたらじっくり考える。そういう文脈感知型の思考量調整ができるようになった。

effort = xhighで30分ぶっ通しで考え続けるAI。なんか怖いけど、すごい。

Opus 4.6からagentic codingも大幅改善とのこと。コーディングエージェント界隈がまた熱くなりそうだ。

Claude Opus 4.7 Adaptive Thinking AI

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